目次

バスト・グロウWについてのQ&A

処置の方法について
術後経過について
バスト・グロウWの効果について

バスト・グロウFについてのQ&A

処置の方法について
術後経過について
バスト・グロウFの効果について




バスト・グロウW

バスト・グロウWについて、方法、経過、効果など、よくある質問を集めて、お答えしています。

処置の方法について

注射の位置

Q:バストグロウWの注射は、バストのどこからするんですか?

A:基本的に、アンダーバストのしわの部分からの注射になります。薬液を、バストの特定部分に分布させる必要がある場合には、適宜、注射の場所の変更を行います。アンダーバストからの注射を選択している理由は、乳腺の上にある皮下脂肪層と、乳腺下脂肪層へのアプローチを、筋肉や乳腺を避けて行いやすいからです。これは、胸郭の形や腕の位置などの外形的な要素と、筋肉・血管の走行などの解剖学的要素からの結論として、採用しています。
バッグ挿入手術の場合には、当院では腋からのアプローチを採用しています。 バッグ挿入手術では、腋の切開線から大胸筋が直視下で確認できますので、比較的安全に手術を行えます。しかしバストグロウの場合、ここからのアプローチでは、カニューレで大胸筋の外側を乗り越える必要があり、大胸筋の筋膜の下にカニューレを挿入してしまいやすくなります。そうすると、薬液を筋肉注射することになり、効果が半減します。また、局所麻酔薬を筋肉注射してしまった場合には、短時間のうちに急激に麻酔薬の血中濃度が上昇し、局所麻酔薬中毒の危険性が増加します。また、悪いことに、腋からのカニューレの挿入方向というのは、大胸筋の筋線維の走行方向にほぼ平行なので、先が鈍であるカニューレでも、容易に筋膜を貫通し、筋肉内に至ることになるのです。
以上のことから、当院では基本的に、腋からの注射ではなく、アンダーバストからのアプローチを採用しています。

バストグロウWの注射の中身

Q:バスト・グロウWは、ジェルや脂肪を注射するのではないようですが、何を注射するのですか?

A:乳腺を増殖させる成長因子や、皮下脂肪を増殖させる成長因子を、有効な配合を以って混合・調剤した注射液を、注射します。豊胸効果を得るためには、乳腺とそれを取り囲む脂肪組織を、バランスよく成長させなければなりません。そこで、たくさんの種類がある成長因子の中から、より豊胸効果を効率よく獲得できるようにするために、乳腺及び皮下脂肪の細胞の分裂や分化を助け、バストを成長させて豊胸効果を獲得するのに有効な成長因子(細胞増殖因子)を選んで、濃度をお互いに調整しています。そして、それらの成長因子が有効に、効率よく豊胸効果に関与するように、成長因子の血液中への移行を抑え、バストの組織の中で、より高濃度に存在するように、さらに医薬品を添加したものが、バストグロウWの本体の注射液です 。このように、バスト・グロウWは、多くの種類の成長因子(細胞増殖因子)と医薬品を、バストの成長、つまりは豊胸効果獲得に適した形で調整した注射液を、バストの皮下脂肪層に注射しています。

注射をするのは、乳腺ですか?

Q:バストグロウWは、バストに直接注射をするようですが、乳腺に薬剤を注射するのですか?

A:バストグロウWは、乳腺に注射をするのではなく、バストの、皮下脂肪に注射します。乳腺は、皮下脂肪に取り囲まれていて、そこに注射をすると、皮下脂肪とともに、その効果は乳腺にも及び、バストを全体的に大きくします。バストの組織は、表面から、皮膚・皮下脂肪・乳腺・乳腺下脂肪・筋肉の順になっています。つまり、乳腺自体は、脂肪層によって取り囲まれているのです。そこで、バストグロウWでは、この乳腺を取り囲んでいる脂肪層に成長因子を含む薬液を注射することで、皮下脂肪・乳腺下脂肪とともに、乳腺も増量を図り、結果として、豊胸効果が得られるということです。したがって、乳腺には何も注射しません。将来の授乳なども、心配には及ばないでしょう。実際に、バストグロウ受けて、妊娠・出産に至った患者さんもいます。その方は、特に何も問題なく周産期を経過し、母子ともに健康な状態です。

採血はどのくらい?

Q:採血して、自分の血液からも成長因子を集めるということですが、どのくらいの量の血液を採るのですか?

A:バストグロウWでは、Ver.2になってからは、採血が不要になっています。ご質問は、バストグロウFでの採血のことかと思います。バストグロウFでは、1セットにつき、20㏄ の採血が必要です。したがって、一度に処置可能な5セットのための採血は、100㏄となります。 このくらいの採血量であれば、人体に対して大きな影響はありません。 採血に際しては、腕にある比較的太い血管から、細い針を使用して行います。バストグロウFを5セット行うときでも、100㏄ですから、採血量というのは、献血の最小単位量の半分です。

安全性はどうなのですか?

Q:成長因子(細胞増殖因子)を使うそうですが、安全なのですか?

A:成長因子(細胞増殖因子)は、体の各部分の成長や修復には、必須のもので、 全身的に、幼少期から成長期には、成人よりも高い濃度で検出されます。さらに、ホルモンと同じように、加齢とともに減少していきます。成長因子の作用機序は、ホルモンと、それが働くための細胞の間の、信号の伝達役ということができます。つまり、ホルモンが細胞に作用するには、この成長因子がないと、作用できません。このように、成長因子はホルモン同様、体内物質で、人体にとって必要なもので、安全性が比較的高いと考えられます。
またこれまでの、バッグを使用する豊胸術のように、人工的な石油製品を挿入するわけでもありません。そして、脂肪注入と比較すれば、脂肪吸引という手術を伴いません。したがって、処置自体のリスクがまるっきり違い、トータルでは、安全性が高いと言えます。

乳がんは、豊胸するとなりやすいのですか?

Q:豊胸術を受けた人は、乳がんになり易いというのは、ほんとうですか?

A:液状のシリコンオイルを、直接乳房に注射する方式の豊胸術が、50年前ほど前までは頻繁に行われており、その影響による発がんが疑われていました。その後、豊胸手術は、手術によってシリコンバッグを挿入する方式に切り替わっていったのですが、シリコンバッグに関しても、1980年代には、その発がん性が疑われました。しかし、2000年代になって、シリコンバッグ挿入手術による発がん性は否定され、また、シリコンオイルの直接注射も、それによって作られた、石灰化を伴う肉芽腫の画像が、乳がん発見の邪魔になったということであって、発がんの原因ではないとの結論に達しています。
脂肪注入に関しては、初期の頃の手術法や、稚拙な注入テクニックによって作られた、石灰化を伴う塊が、乳がん診断の妨げになったり、乳がんと誤診されたということで、やはり発がん性はありません。バストグロウについては、成長因子を使用する関係上、既に乳がんが存在すれば、それを成長させ、病状を進行させることになりますが、そのものが発がん性を有するものではありません。

脂肪注入やコンデンスリッチとの違い

Q:脂肪を注射したり、その脂肪を加工してから注射をする方法との違いが、よく分からないのですが。

A:いろいろな名前がついているようですが、自分の脂肪を使って、それを注射する方法の場合には、注射する脂肪を採るため、必ず、脂肪吸引という手術が必要です。脂肪吸引はある程度の規模で行う手術ですので、麻酔もそれに伴って規模が大きくなるのと、術後の回復過程も、時間がかかる傾向があります。
脂肪吸引を受けた患者さんは、当院の場合、術後24時間はヘビーな圧迫固定を行います。圧迫固定を施している間は、シャワーをあびたり、浴槽に浸かることはできません。また、多少なりとも、術後の痛みを伴います。しかし、バスト・グロウは、自分の脂肪組織が不要で、脂肪吸引を行いませんので、処置当日からシャワーも可能で、術後の痛みも、乳房の張りによるもの以外は、ありません。

バスト・グロウWの処置間隔

Q:バストグロウWを受けたのですが、1回では、ほんの少しの効果とのことですので、2回目を受けたいと思います。次はいつ頃がいいでしょう?

A:2週間の間隔があれば、大丈夫です。しかし、バストグロウWの豊胸効果は、最終結果に到達するのに、3ヶ月から6カ月かかることがあります。そこで、数回のバストグロウWの処置を行った後、もう少し様子を見て、最終的な豊胸効果を確認してから、次を受けるかどうかを決断するというのも、一つの考え方だと思います。患者さんの中には、ボーナスが出るたびに、バストグロウWの処置を受けに来る方もいます。間隔を詰めても、逆に間隔が空いても、豊胸効果の出方には、あまり影響がないように思われます。

類似の豊胸術(献血豊胸)との違い

Q:バスト・グロウWと、PPP豊胸や献血豊胸などと言われている豊胸術との違いが、ちょっとよくわからないのですが。

A:理解しやすいように、簡単に説明すれば、PPP豊胸(プラズマジェル豊胸)は、バストを育てるというものではなく、あくまでも「注射したもので膨らませる」という、従来の、様々な豊胸手術のコンセプトを踏襲しているもので、それを超えるものではありません。それに対してバストグロウWは、「自分のバストを成長させる」という考え方に基づいています。
PPP豊胸(プラズマジェル豊胸) の内容としては、血液の中の、赤血球を取り除いた血漿に、熱を加えてジェルを作成します。この際、熱による血中蛋白の変性によって、これらが抗原性を持たないように、100度以上の加熱をします。成長因子は、熱に対して弱いペプチド(タンパク質よりも小さなアミノ酸の集合体)ですので、この加熱操作で、ほとんどすべてが破壊されていると考えられます。したがって、 PPP豊胸(プラズマジェル豊胸) で乳房に注射されるものには、バストを成長させる力はなく、その体積で豊胸効果を獲得しているにすぎません。実際、3ヶ月から半年くらいで、豊胸効果はなくなり、元の状態に戻ってしまいます。
バストグロウWは、成長因子が働くことにより、乳腺と皮下脂肪が次第にその体積を増し、豊胸効果が出てきます。つまり、「注射したもので膨らませる」というものではなく、バストが成長するというものです。即効性はありませんが、術後3~4週間ほどで、少し効果を感じはじめる方が多い傾向にあります。そして豊胸効果の完成は、PPP豊胸(プラズマジェル豊胸)の場合だと、元に戻ってしまっている、3ヶ月から半年後です。
このように、成長させるということと、何かを入れて大きくするという違いということです。

バスト・グロウWで豊胸する場合の、実際の手順

Q:バストグロウWは、どんな手順での実際に処置するのですか?

A:バストへは、注射をするだけです。まず、いちばん痛みに対して敏感な、皮膚の表面に対して、極細の注射針を使用して、麻酔をします。次に、先端の丸い針で、皮下脂肪層に麻酔をします。先端が鋭い針のほうが、操作性はいいのですが、内出血が多くなる傾向がありますので、先端の丸い針を使用します。その後、バストグロウWの本体の注射を行います。最後に、針孔にガーゼを貼って、処置が終了します。

バスト・グロウWと脂肪増殖注射

Q:バストグロウWは、脂肪増殖注射と同じなんですか?

A:どちらも成長因子(細胞増殖因子)を使用するという点では、同じです。しかし、バストグロウWは、成長因子(細胞増殖因子)の量や種類を、バストに特化した形で、本体の薬液を調整しています。逆に、脂肪増殖注射は、主に顔面の皮下脂肪に特化した形に調整しています。したがって、脂肪増殖注射をバストに注射しても、多少の皮下脂肪の増殖は得られるでしょうが、ほとんど豊胸効果はなく、逆に、バストグロウWを顔面に注射すれば、結果が良いとは考えられません。バストグロウWは、バストの皮下脂肪と乳腺の体積を増加させる注射ですので、脂肪だけが増加するものではありません。

術後経過について

当日から入浴できますか?

Q:近々、温泉旅行を計画しています。バストグロウWを受けた後、温泉に入浴できるのはいつからですか?

A:翌日からです。本当に念のためなのですが、当日は、バストの部分はシャワーのみ可能ということにしています。注射だけで手術ではないとはいえ、皮膚には針孔があるというのが、その理由です。温泉については、肩まで浴槽に浸かるということを前提に考えていますので、翌日から可能です。しかし、注射ですから、内出血が出る可能性があります。バスト全体が紫色になるようなことはまずないのですが、内出血での皮膚の変色が、絶対に許されない状況であれば、もし、内出血が出た時のことも、考えるべきでしょう。そうなると、内出血による皮膚の変色がほぼ完全に消えてしまうのが、発生後2週間後ですので、温泉旅行は2週間後ということになります。

激しい運動

Q:東京マラソン出場を目指して、頑張っています。練習はいつからできますか?

A:練習は、自己判断で行って頂いて結構です。極端に言えば、バストグロウWを受けた当日から始めていただいても結構です。スポーツを行うことで、術後の痛みが強く出たり、効果が弱くなったりすることはないでしょう。マラソンということですが、体重の減少には注意してください。成人してからの体重の急な減少というのは、栄養学的に失調を来たしている可能性が高く、「成長」にとっては阻害要因です。また、注射を行った後になりますから、皮膚の注射跡としての小さな針孔からの細菌感染や、異物の混入を防ぐ意味で、多量の発汗のある練習は、術後3時間は控えてください。以上のことを総合すれば、マラソンの練習は、念には念を入れるとして、バストグロウWの翌日から始め、最初は普段の練習強度の6割程度から徐々に1週間程度かけて、元の強度に戻していくのがいいかもしれません。

特殊なブラの装用が必要か?

Q:豊胸手術と言えば、そのための特殊なブラジャーを着用しなければいけないと、聞いたことがあります。バストグロウWでも、やはり専用のブラジャーを着用しないといけないんですか?

A:特殊なブラジャーは全く必要ありません。普通の下着としてのブラジャーで、十分です。ブラジャーの着用禁止期間も、ありません。ですので、通常通りの服装で構わないということです。但し、バストグロウWの処置直後は、麻酔薬とバストグロウW本体の注射液によって、バストの体積が増加しています。術後をより楽に過ごすということなら、少しサイズ的に余裕のあるブラを準備するのも、いいかもしれません。また、ナイト・ブラについてですが、バストが成長してくる段階での、形を整えるためということであれば、推奨しています。

脂肪注入のような「しこり」

Q: 脂肪注入の豊胸術のように、シコリになったりしませんか?

A: 脂肪注入の術後に、しこりができることがあるのは、比較的よく聞く話です。原因としては、注入した脂肪が大きな塊になって、その中心部に酸素や栄養がどどかず、中心部の脂肪組織が壊死に陥ることです。そして、その壊死に陥った脂肪組織が、異物として認識されます。壊死に陥った脂肪組織のサイズが小さければ、白血球の働きにより、その部分から取り去られて、いわゆる吸収という形で落ち着きます。しかし、その限界を超えた大きさの場合、吸収が追い付かず、周辺にコラーゲンの膜ができ、慢性的に炎症を惹起します。その炎症が長引けば、石灰化につながり、硬くなります。シコリとして認識されるのは、壊死に陥った脂肪組織が、コラーゲンの膜に取り囲まれる段階からです。そして、手術の手技的には、一か所に大きな塊として注入することが、その原因です。

バスト・グロウWは、脂肪注入の脂肪や、ジェルで盛り上げて豊胸効果を獲得するものではありません。乳腺と皮下脂肪が成長して、体積が自然に増加してくるものです。したがって、脂肪注入の術後にできるようなシコリはできません。但し、ごく小さな、しこりとして感知できなかったような、良性の腫瘤などは、成長因子の働きで大きくなり、触れることがあるかもしれません。

生理の時に胸が張る状態

Q:生理の時に胸が張るようになったのですが、大丈夫でしょうか?

A:処置の後に、胸が張るようになったというのは、異常ではありません。そして、更にバストグロウWの処置を受けることも、問題ありません。この症状は、ホルモンの影響で乳腺が腫れるためです。つまり、バストの組織が、ホルモンの影響を受けやすくなったということです。このことは、思春期にも起こることで、バストグロウWによる成長因子のバストへの補給が、バストを成長に適した状態に持って行けたということでもあります。この、胸が張るという症状は、出る方と出ない方がいて、個人差はあります。しかし、バスト・グロウによって、生理の時の胸の張りのような感覚が出たとしても、その現象は、あくまでも一時的なのもです。このように、周期的に胸が張る感覚を繰り返しながら、バストが成長していくというのもまた、バストの正常な成長過程でもあります。

豊胸効果の持続性

Q:バスト・グロウの効果はどれくらい続くのですか?

A:バストグロウWは、何かを注入して盛り上げる豊胸術ではありません。したがって、その効果は一生物で永久です。ヒアルロン酸などのように、何か吸収されるものを注入して盛り上げる方法ではありませんので、吸収に伴う後戻りというものはありません。バストグロウWは、自分の乳腺と皮下脂肪が成長して増える注射です。しかし、これは欠点と言えば欠点になるのでしょうけど、シリコンバッグのような人工物を使用していないが故に、自然な変化というものは発生します。つまり、出産・授乳・加齢・老化・ダイエット・肥満など、自然な状態で、生身の人間のバストを変化させる要素も、同時に働くということです。このことを、自然でいいと捉えるか、不自然でも永遠に大きさを維持したいかは、患者さんごとに、価値判断が違うとは思います。

乳がん

Q:乳がんにならないですか?

A:バスト・グロウWの成分は、発がん物質指定されているものではありません。 バストグロウW主成分である成長因子は、人体に存在している物質です。したがって、発がん性を発揮すると言うことはありません。WHOの部門でもある、IARC(国際がん研究機関)の発がん性物質リストにも、バスト・グロウWに使用される成長因子は、掲載されていません。
しかし、元々乳がんを持っている場合には、乳房の組織と同時に、乳がんも成長させ、病状を進行させます。成長因子は全般的に、組織を増殖させる働きがあり、バストグロウWに使用する成長因子も、その例外ではありません。バストグロウWは、その組織を増殖させる働きを以って、豊胸効果を獲得します。そこで、がん家系の方や、がん年齢と言われる歳に到達している方、乳がんについて家族歴がある場合には、要注意ということになります。そのような場合に自分が当てはまるということであれば、バストグロウWの治療を申し込む前に、きちんと乳がん検診・がん検診を受けていただくことをお勧めします。

バスト・グロウWの効果について

バストのたるみに対する効果

Q:年齢的に、バストが下がって、ブラジャーで持ち上げるとしわが入ってしまいます。これは良くなりますか?

A:改善可能です。顔と同様、バストにも、年齢による、いわゆる老化というものが発生します。

顔面の老化の場合、頭皮・皮膚の菲薄化と弾力性の低下により、余った皮膚が重力に負け始めます。それと同時に、皮下組織、主に皮下脂肪が減少し、皮膚を筋膜や骨に固定している靭帯が、相対的に伸びた状態になって、所謂、たるみが発生して、顔貌に老化を発生させます。改善法としては、手術的には、余分な皮膚を取り去り、皮下組織の位置を戻すようなことをするわけです。切らない方法としては、皮膚に対してサーマクールなどの高周波や、レーザーを照射して皮膚を縮めるとともに、脂肪を増殖させたり、注入したりします。

バストも、老化に伴い、皮膚の菲薄化や弾力性の低下や、皮下脂肪の減少も発生します。さらにバストの場合、特徴的なのは、乳腺の萎縮という現象です。加齢によって、バストは皮下脂肪と乳腺という、2つの要素が減少するわけです。つまり、バストの老化というのは、顔面以上に、皮下組織の減少という側面が大きく作用しているということができます。バストグロウWは、これら2つの要素を増大させる処置ですので、老化・加齢に伴うバストの変化に対しては、有効な改善法であるということができます。

バストの左右差

Q:右のバストが、左に比べて、かなり小さいのが悩みです。これは改善できますか?

A:可能です。特にバストグロウWの場合には、バストの左右差の程度に合わせて、注射する薬液量を調節することが容易です。そうすることで、バストの左右差は改善できます。バストの左右差については、骨格の左右差によるものが多いようです。実際に、漏斗胸の治療では、この骨格の修正を行います。しかし、胸の骨格を修正するというのは、かなり大掛かりで回復期間も長期に及び、手術による傷もできます。そこで、骨格には手を付けず、バストの組織の部分で、左右差をカムフラージュするという考え方は、美容的には実用に適ったものです。そこで、バストグロウWによって、骨格による左右差をカバーし、バスト自体の見かけ上の左右差を修正するということです。

手術による変形

Q:乳がんの「核出術」を受けました。その後、手術を受けたところが凹んでいます。この凹みを、バスト・グロウWで治せますか?

A:バストグロウWでの治療は可能です。しかし、バストグロウWの注射液には、成長因子(細胞増殖因子)が含まれています。成長因子は、皮下脂肪や乳腺など、バストの構成要素の成長を促進しますが、同時に、がん組織の成長も促進し、病状を進行させてしまいます。したがって、もし、治療を希望されるなら、乳がんの再発がないことを、きっちりと確かめておく必要があります。そこで当院では、現在の主治医から、乳がん完治の診断をもらった方にのみ、治療を行っております。

バスト・グロウ1回での豊胸効果

Q:バストグロウWの1回の効果を言うのは、どのくらいなのですか?

A:最終的な豊胸効果としては、個人差はありますが、平均1回につき約30~50㏄です。バストグロウWの場合には、その効果は、元々のバストの中の細胞数によって、左右される部分があります。そして、効果が蓄積していくような形で出てきます。つまり、1回よりも2回目、2回目よりも3回目といった具合に、二次関数的に豊胸効果が増強されていきます。したがって、このように、例えば、1回目は20㏄、しかし2回目は30㏄、3回目は45㏄といった感じに、回数を重ねるほど、バストグロウWの効果は、大きく出てきます。

このように、段階的に効果が増加していくバストグロウWですが、乳房の張りを失っている場合には、まず、その中身である乳腺や皮下脂肪が増量し、皮膚の余りを少なくしていく形になりますので、豊胸効果と言うよりも、ハリが戻ってきた感覚が、先に出てくることでしょう。

ブラジャーのサイズで1カップ

Q:今、Aカップのブラジャーにパッドを入れています。まずは、Bカップくらいになりたいです。バストグロウWだと、何回受ければ良さそうですか?

A:一言でAカップにパッドを入れているといっても、その場合の乳房の体積、バストの大きさは様々ですので、一概に何回かということは、提示できません。パッドを入れていて、きっちりフィットしているのか、それとも余りがあるのか、その余りはどのくらいのものなのかという問題や、パッド自体の大きさの問題もあります。そして、アンダーバストの大きい方は、同じ体積のバストアップが得られたとしても、アンダーバストの小さい人に比べれば、不利になります。さらに、鳩胸の人は、同じ豊胸効果を獲得したとして、平板な胸板や漏斗胸の方より、ブラのサイズがアップしやすいでしょう。

しかし、一般的に、1カップのサイズアップであれば、平均的には2回から3回の処置で大丈夫だと思われます。しかし、パッドを外してBカップを目標とするのであれば、パッドの大きさにもよりますが、5~6回の処置が必要かもしれません。

ブラジャーのカップサイズと言うのは、メーカーや、同じメーカーのものでも、そのモデルによって基準が異なります。したがって、カップサイズで比較するには、同じメーカーの同モデルで比較しなければいけません。それでも、その各カップの間のサイズの取り方が、モデルによってバラバラなのが現状です。一般的に、アンダーバストの数値X1mlが、1カップの豊胸効果と言うことができますので、それを目安にバストグロウWの必要回数を考えるといいでしょう。

授乳後にしぼんだバスト

Q:2回出産して、胸が小さくなって、垂れ下がりました。二人とも母乳です。バストグロウWで、出産前の状態に戻せますか?

A:可能ですが、まるっきり出産前と同じ状態というには、無理があるかもしれません。妊娠すると、授乳準備が始まり、乳腺が大きくなり、 それに伴って、 バストのサイズは大きくなります。その時に、皮膚が伸ばされているからです。授乳が終了し、乳腺が元の状態に戻った時には、バストの体積は以前の大きさに戻るのですが、この、伸びてしまった皮膚は、ある程度以上は縮むことが困難です。つまり、下垂が残ってしまうということです。また、乳腺自体も、元の大きさ以下に萎縮し、体積は以前の状態よりも減少していることが、よくあります。

バストグロウWの効果は、乳腺と脂肪のサイズアップです。したがって、このような状態のバストに対して、バストグロウWでできることというのは、中身を増やすことであって、乳腺を元の大きさに戻すことはできますが、皮膚を縮めることはできません。しかし、乳腺と脂肪層が増加すれば、いわゆる皮膚の余りというのも少なくなり、下垂は以前よりも目立たなくなることでしょう。

更年期における効果

Q:更年期の初期と診断されています。バストグロウWは、有効ですか?

A:当院のバストグロウシリーズは、成長因子の力で、女性ホルモンの豊胸作用を有効に引き出してやり、バストの組織を増やしてやる豊胸術です。特にバストグロウWは、自分の内因性の女性ホルモンを、成長因子によって、その作用を有効に働かせ、豊胸効果を獲得します。そこで、更年期ですが、更年期というのは、女性ホルモンの分泌が、ある限度を超えて少なくなってきた状態です。この状態によって、ホルモンバランスが壊れ、色々な症状・愁訴が出てきます。しかし、女性ホルモン分泌がゼロになったわけではありませんので、バストグロウWは有効です。実際、閉経後の方に対しても、その効果を確認しております。ただし、できるだけしっかりとした効果をということなら、ホルモン補充療法(HRT)を受けながら、バストグロウWをうけていただくことを、お勧めしています。尚、当院でも、女性ホルモンの注射を受けていただくことは可能ですので、もしご希望なら、同時に相談してください。

透けて見える肋骨

Q:胸の上のほうに、あばら骨が透けて見えます。パーティードレスなどを着た時に、これが見えてしまうのが嫌です。勿論、胸は大きくしたいのですが、この、あばら骨が見えるのは、治りますか?

A:治せます。バストグロウWは、乳腺と同時に皮下脂肪の増殖作用もあります。したがって、肋骨が透けている状態の改善にも有効です。肋骨が透けて見えるというのは、 一般的に、痩せている方や、比較的年配の方に多い悩みだと思われますが、原因としては、筋肉量が少ないことと、皮下脂肪層が薄いことです。そこで、皮下脂肪の増殖作用のある、バストグロウWが、有効であるということになります。

そこで、このような症状の予防についてですが、まず第一に、無理なダイエットをしないということです。ダイエットの際には、カロリー制限は付き物なのですが、その際、運動を伴わない、極端なカロリー制限を行うと、筋肉と皮下脂肪の萎縮を招きます。そして、リバウンドするときには、胸にはなかなか脂肪が戻らず、下半身の皮下脂肪や内臓脂肪が、どんどん増加する傾向にあります。そこで、ダイエットの際には、必ず上半身の運動、胸板の筋肉の運動を心掛け、胸の筋肉の萎縮を防止しながら、ゆっくりとカロリー制限を行うことです。このことによって、胸の筋肉の萎縮を防止し、さらに、同部位の皮下脂肪の減少を防ぐこともでき、肋骨の浮き出しも、予防できます。




バスト・グロウF

バスト・グロウFについて、方法、経過、効果など、よくある質問を集めて、お答えしています。

処置の方法について

脂肪注入との違い

Q: 自分の脂肪を注射するのとは、何が違うのですか?

A: 脂肪注入による豊胸術と、バストグロウFの違いは、大きく分けて、以下の点になります。
まず、脂肪注入の場合、

  • バストに脂肪を注入し、脂肪の体積で、豊胸効果を獲得する。
  • 注入する脂肪を採って来るプロセスとして、脂肪吸引が必要。
  • 通常の脂肪注入の場合、生着率(バストに残る体積の、注入した脂肪に対する割合)が、30%程度。

となります。まず、豊胸効果の獲得についてですが、脂肪注入の場合、考え方としては、何かを入れて盛り上げるという、従来の豊胸術の概念です。次に、脂肪吸引が必要ということは、これはあくまでも注射処置ではなく、手術であるということです。手術である限りは、回復期間や、それに伴う生活制限と、術後の痛みなどを伴います。また、生着率の問題としては、最終的に30%程度に落ち着きますから、その分、多くの脂肪を注入する必要があります。しかし、あまりに大量の脂肪を注入した場合には、バストの変形を伴うような大きなしこりを造ったり、注入した脂肪が酸素や栄養の不足状態になり、逆に生着率が低下したりします。利点としては、一度の手術で、即効性ともに、ある程度の豊胸効果が得られることです。

それに対して、バストグロウFの場合には、

  • 何かを入れて盛り上げるのではなく、バストの成長を促進する。
  • 脂肪吸引が不要。
  • セット数を増加させれば、その分、豊胸効果は強く出る。

となります。つまり、バストグロウFは、手術でないということと、他の部分からの組織ではなく、あくまでもバストの組織であるということになります。また、手術ではないため、術後の生活制限は皆無に近く、何回でも繰り返し、施術を受けていただくことができます。

バストグロウFの注射の中身

Q:バスト・グロウFは、何を注射するのですか?

A:有効成分としては、皮下脂肪と乳腺の成長に特化した形での、成長因子製剤の混合物と、女性ホルモンです。バストグロウFの場合、成長因子が時間をかけて、徐々に周辺へと放出されるように、細胞と細胞を繋いでいる物質を添加し、半固形のジェルを作成して、注射しています。この注射したものは、徐々に周辺から吸収され、それと同時に、成長因子が放出され、バストに作用して、組織を成長させます。こうすることで、成長因子の血液中への移行を抑え、できるだけバストに特化して作用させることができます。 そして、同時に注射する女性ホルモンは、一度バストをホルモンの刺激に曝すことによって、成長のきっかけを作ってやるためのものです。

バストのどこに注射するんですか?

Q:バストに直接注射をするということですが、バストグロウFは、 乳腺の中に注入するのですか?

A:乳腺ではなく、その周辺の脂肪層への注入です。バストの構造として、表面から順に、皮膚・皮下脂肪・乳腺・乳腺下脂肪組織・筋肉といった具合に、層状の構造であると言えます。バストグロウFの注射液は、脂肪層に注射しますので、ちょうど乳腺を取り囲む形で注入されることになります。したがって、乳腺には注射をするわけではありません。乳腺への作用は、周辺の脂肪層からの、有効成分の浸潤、つまり、浸み込みという形で発揮されます。乳腺へ注射しても、特に健康上の問題があるわけではありませんが、腺構造を有する乳腺への注射は、バストグロウFの薬液を、より有効に作用させるためには、ロスが多く出ます。

採血量

Q:自分の血液も利用するということですが、どのくらいの量を採血するのでしょうか?

A:採血量は、1セットにつき20㏄です。バストグロウFは、1回につき5セットまでの施行が可能です。そこで、一度に5セットを行う場合、採血量は20㏄X5₌100㏄となります。この100㏄という量は、人間の全血液量の3%以下に過ぎません。献血の量と比較すれば、その半分です。健康な方であれば、問題のない量です。採血時は、通常の採血針よりも細い針を使用しています。細い針の場合、採血には時間がかかりますが、痛みが少なく、終了後の止血も早いというメリットがあります。

成分の安全性

Q:注射の成分は、安全なのですか?

A:注射液の成分は全て、日本薬局方に収載された、医薬品としての承認のあるものを使用しています。

成長因子

Q:成長因子というものを注射するそうですが、安全性はどうなのですか?

A:成長ホルモンや女性ホルモンなど、ホルモンが体の細胞に働くときに必要なのが、成長因子です。成長因子がないと、ホルモンは細胞に対して働くことができません。そして成長因子は、人間の体内に、常に存在しているもので、病気や怪我、または老化によって傷害された体の各部分の修復に、なくてはならないものです。成長因子の量は、生まれた時には一生のうち最高の濃度で体内に存在しますが、加齢とともにその量が減少してきます。バストグロウFでは、そのように減少してしまった成長因子を、バストに補ってやることで、再びバストが成長するようにする豊胸術です。したがって、安全性については、問題ないと考えています。勿論、当院では死亡事故なども、発生していません。
また、 バストグロウは注射処置による豊胸術であり、これまでの、手術による豊胸術ではないため、処置自体のリスクがまるっきり違い、安全性が高いと言えます。

豊胸と乳がん

Q: 豊胸手術を受けると、乳がんになりやすいというのは、本当のことですか?

A: 定期的に出てくる、豊胸術と乳がんの関連性のことですが、最初に発がん性が疑われたのは、40年ほど前まで盛んに行われていた、シリコンオイルを乳房に直接注入する方法のことが、主なきっかけです。この方法は、注入されたシリコンオイルによって、バストに肉芽腫が発生し、硬くなったり、変形を残したりしました。発がん性については、当初、疑いが持たれたものの、肉芽腫が早期発見・診断の妨げになったという結論で、シリコンオイル自体に発がん性との因果関係は認められませんでした。次に、豊胸用のシリコンバッグによるものですが、1990年代に発がん性が疑われ、一時、使用が中止されました。しかしこれも、2000年代に入って、発がん性との因果関係は否定的な状況になり、現在も使用され続けています。このように、使用する材料のことは別にすれば、豊胸術自体の発がん性はないということです。バストグロウFについて言えば、成長因子自体の発がん性はなく、他の成分についても、発がん性はありません。

このように、定期的・周期的に、豊胸術と乳がんの関連性に関して、問題提起されたり、噂レベルの情報が氾濫する原因としては、乳がんのリスク因子が、バストサイズの大きな人と、重なる部分があるからではないかと考えています。乳がんのリスク因子は、

  • 早い初潮年齢
  • 出産経験なし、または初産年齢が30歳以上
  • 55歳以上と、遅い閉経年齢
  • 閉経後の肥満

と、されています。これらの因子は、やはりバストサイズの大きさにも関与していて、比較的バストが大きな人が、乳がんになりやすいと考えられがちです。そうすると、皆さんの頭の中で、豊胸手術が乳がんに結び付くのも、なんとなく理解できるような気がします。

術後経過について

生理の時に、胸に痛みが出ます

Q:バストグロウFを受けて、3ヶ月経ちますが、生理の時に胸が痛くなります。痛み止めの薬を飲むほどではないのですが、押さえたりすると、ズキンとすることもあります。異常ではないでしょうか?

A:両方のバストに発生しているのであれば、症状としては、所謂、成長痛というものでしょう。思春期に、バストが急速に成長するときに発生する症状です。症状発生の仕組みとしては、乳腺や、その周辺の脂肪組織が体積を増加させるときに、細胞の成分が先に増加し、それを支えている細胞間マトリックスなどの、周辺構造の成長が追い付いていないためです。周辺組織の成長が追い付いていないと、それらが引っ張り伸ばされた状態になり、痛みとして自覚されることがあります。この痛みは、周辺組織の成長が追い付いてくると、消失していきます。逆に言えば、この痛みが自覚されるうちは、まだまだバストが成長過程にあるということができます。

しこりができないか

Q:注射での豊胸は、しこりになると聞きました。バストグロウFは、しこりができたりしないですか?

A:脂肪注入豊胸術の場合には、ひとかたまりの注入量が大きすぎた場合や、一度に大量に脂肪を注射した場合には、しこりを残します。 それらは、注射した脂肪の粒の表面は生き残り、中心部が壊死に陥って、変性したためです。変性した脂肪組織は、異物として認識され、それを排除しようとして、周辺には硬いコラーゲン繊維でできた膜(カプセル)ができます。これが、脂肪注入による「しこり」の本体です。
バストグロウFは、粘凋性のある(ドロドロした)液体を注射しますので、バストの組織が柔らかい方の場合には、確かに、一時的には、自分で気にして触ったときに、しこりのような感覚があるかもしれません。 しかし、バストグロウFは、最終的には全ての注射液が吸収されていきますので、永久に残るようなしこりを残すことはありません。

ブラジャーの制限

Q:豊胸手術の術後には、ブラジャーについて、特殊なものや、何か制限があると聞きました。バストグロウFの場合には、何かそのような、ブラジャーの制限はありますか?

A:特に制限はありません。但し、バストグロウFの場合、直後からバストサイズがアップしますので、少し余裕をもった、ブラジャーの着用をお勧めはしています。確かに、従来の豊胸手術の場合には、ブラジャーについて、一定の制限がありました。特にバッグ挿入手術の場合には、術後の一定期間は、ブラジャーの装用は禁止です。またその後も、ケースバイケースですが、ワイヤー入りのブラジャーの着用制限期間というものがあります。また、脂肪注入手術の場合には、原則的に、1週間のブラジャー着用制限があります。しかしながら、バストグロウFの場合には、これらのような厳重な着用制限はなく、処置後にノーブラで帰る必要はありません。

風呂・入浴

Q:バストグロウFを受けた後、お風呂に入れない期間はどれくらいですか?

A:バストグロウFを受けた当日は、念のため、シャワーのみにして頂いています。翌日からは、普通に浴槽に浸かっていただいて結構です。処置当日は、胸にガーゼやテープを貼っていますが、それらは、シャワーの時に外してしまってください。再びバンドエイドなどを貼る必要はありません。処置当日に、念のためにシャワーのみにして頂く理由ですが、バストグロウFは手術ではないのですが、どうしても注射による針孔が存在します。通常の健康状態では考えられないことなのですが、その針孔から細菌が侵入して、感染を起こすことがないとは言えないからです。そこで、処置当日は、シャワーのみにして頂いています。

スポーツができる時期

Q:健康のために、ジムに通ってますが、いつから可能ですか?

A:ジムへの通所は、自己判断で行って頂いて結構です。しかし、一言でジムと言っても、その人その人によって、その利用頻度や、そこでの運動強度、さらに筋肉トレーニングなのか、有酸素運動なのか、などなど、様々です。術後早くなら、ジムでの運動を始めたからと言って、術後の状態が悪くなるとか、効果が減弱するなどということはありません。ただし、かなりの汗をかくと思いますので、最短でも翌日からにしたほうがいいと思います。それは、念のためですが、注射を行った後ですので、針穴からの細菌感染を防ぐということです。また、運動をすれば、血圧は上昇します。血圧の上昇は、内出血を増加させる原因になります。さらに、胸の筋肉を鍛える場合、通常よりも痛みを感じることが多くなると思われます。そこで、激しい運動をしている場合には、ジムへの通所は3日後くらいから始め、最初は普段の60%くらいの運動強度とし、約1週間かけて、元の運動強度に戻していくことを、推奨しています。ただし、普段のジムでの運動強度が強くない方の場合には、その限りではありません。

バスト・グロウWの効果について

バストグロウFの、一回あたりの効果

Q:バストグロウFは、一回すると、どれくらいの効果がありますか?

A:もちろん、個人差はありますが、バストグロウFは、1セットにつき片胸平均25~30㏄ほどの豊胸効果があります。そして、1回の処置で、5セットまでの注射が可能です。したがって、一回の処置で、片胸最大約125~150㏄の豊胸が可能です。

右側だけを大きくして、左に揃えたい

Q:右側が、左に比べて、ブラジャーのカップを変えないといけないほど、小さいのです。右だけ大きくできますか?

A:右側だけに、バストグロウFを施行することはできます。しかし、バストグロウFの場合には、ホルモン注射を併用する方法です。このホルモンは全身的に作用します。全身的に作用するということは、左胸にも作用し、わずかながら豊胸効果をもたらします。それに対してバストグロウWは、ホルモン注射を使用しませんので、左側のバストに対する効果は殆どありません。したがって、左側のバストへの豊胸効果はない形で、右側だけを大きくしたいということであれば、バストグロウFよりも、バストグロウWのほうが、向いていると言えます。ただし、更年期を迎えた方や閉経後の方の場合、元々の女性ホルモンの量が減少しているため、バストグロウWにホルモン注射を併用するほうが良い場合があります。

下垂したバスト

Q:出産して授乳したら、胸が小さくなったばかりか、下がってしまいました。バストグロウFの場合、下がった胸をあげることはできますか?

A:下がったバストを、直接持ち上げることはできませんが、見かけとしての下がりの改善は可能です。直接持ち上げることができないというのは、バストグロウFには、皮膚を縮める効果がないためです。妊娠している間には、乳腺が授乳に備えて大きくなり、それによってバストが大きくなります。その時に、バストの皮膚は伸ばされてしまいます。さらに、授乳が終了すると、乳腺の萎縮が始まり、バストは所謂、中身を失った状態になります。つまり、大きな袋の中に、少ない中身が存在する状態になるのです。これが、授乳後のバスト下垂の、主な原因です。バストグロウFには、豊胸効果を通して、この中身を補う作用はあります。しかし、伸びてしまった皮膚を縮めるという作用がありません。したがって、バストの下垂を強調してしまっている、伸びた皮膚と、乳腺や皮下脂肪などの中身のアンバランスを整えることによって、見かけ上の下垂の改善は可能なのですが、まるっきり授乳前の状態に持っていくということは、不可能であるということです。

乳がんの手術の術後

Q:乳がんの手術を受けた後、凹んだところを治したいと思っています。バストグロウFで、治療できますか?

A:治療は可能です。しかし、現在の主治医から、完治と再発の兆候なしとの診断を受けておく必要があります。
バストグロウの場合、バストグロウFでもバストグロウWでも、注射には成長因子(細胞増殖因子)が含まれています。また、バストグロウFの場合、成長因子とともに、女性ホルモンも使用します。
成長因子の作用は、細胞を増やし、皮下脂肪組織や乳腺組織の体積を増加させます。しかし同時に、癌を持っている場合には、癌組織の成長も促進し、病状を進行させます。また、女性ホルモンも、乳癌組織の増殖を促す作用があります。したがって、治療を希望されるなら、乳がんの完治と、再発の兆候がないことを確かめておく必要があります。こういった理由から、当院では、現在の主治医から、乳がん完治と、再発の兆候なしとの診断をもらった方にのみ、治療を行っております。

閉経後の効果

Q:閉経して、もう既に5年ほど経っていますが、バストグロウFは、効果がありますか?

A:有効です。閉経という現象は、女性ホルモンの血中濃度が低下し、排卵が停止し、生理が来なくなった状態です。バストグロウFは、成長因子とともに女性ホルモンを補給しますので、豊胸効果をしっかりと出すことができます。ただし、その、補給したホルモンの影響で、術後10日から2週間後に、生理が来ます。閉経後の期間が長い場合には、子宮内膜の萎縮が進行していますので、その生理が来ないか、来たとしてもそれとは気づかずにいることもあります。

ブラジャーのサイズで1カップ

Q:今、ブラジャーのカップがAカップなんですが、まずはBカップにしたいと思っています。バストグロウFを何セット受ければいいですか?

A:きっちり1カップのサイズアップであれば、平均的には2セットの処置で大丈夫だと思われます。しかし、ブラジャーのカップサイズと言うのは、メーカーによって少しづつ異なり、また、同じメーカーのものでも、そのデザインによっても異なっています。つまり、乳房の体積を正確に反映しているとは言い難いと言えます。バストグロウFの豊胸効果は、1セットにつき、平均20から30㏄程度ですので、2セットで約40から60㏄になります。何かと不正確なカップサイズの表示ですが、次のサイズに変えたい場合には、2セットか3セットがおおよその目安ではないでしょうか。

年々、バストの形が変わってきた

Q:年々、胸の上のほうが引っ込んできたのが気になっています。バストの上のほうだけ大きくすることはできますか?

A:できます。しかし、バスト全体のバランスを考えないと、決していい形とは言えない仕上がりになりますので、バストグロウFの注射をする位置や、それぞれの量などを、担当医によく相談してください。なぜかと言うと、下垂のあるバストの場合には、上のほうのボリュームだけを増やすと、乳輪・乳頭が下を向いた形になり、決して美的感覚上、良くない結果となりえるからです。したがって、豊胸効果を獲得する際には、乳腺の裏側の、バストの深い位置にある脂肪を増やすほうが良いのか、表面の脂肪を増やすのが良いのか、あるいは、それらのそれぞれの層の中で、どこを(どの位置を)最も重点的にボリュームアップすべきなのか、などを、しっかりと検討する必要があります。
年齢とともに、体の上のほうが痩せて、体の下のほうに肉が付きやすくなるのは、自然な加齢の現象の一つです。したがって、バストの上のほうが痩せて、ボリュームが減少してくるのは、自然の摂理のようなものです。バストの上のほうのボリューム減少は、結構多くの方が改善を希望される事象の一つです。そして、当院では、それらの悩みにも、しっかりとした改善を提供できています。