バスト・グロウWに即効性を持たせたのが、バストグロウFです。バストグロウは、バストに何かを注入したり挿入したりして、それらのモノの体積でバストの組織を増量させて豊胸効果を獲得するものではありません。あくまでも、自分のバストが、思春期のように育つという豊胸術です。しかしバストの成長は、数カ月単位での現象ですので、バストグロウWには即効性がありません。そこで、即効性を出すことを目的として開発されたのが、バストグロウFです。

豊胸効果に即効性を持たせる方法

バスト・グロウFでは、バストの成長の主体となる成長因子を、注射液からゆっくりと徐々に、バストに供給してやることで、豊胸効果に即効性を持たせています。これはどういうことかというと、注射液に粘凋性(粘り気)を加えたということです。 注射液に粘凋性を加えることで、注入した注射液は、吸収が遅くなり、注射された箇所に長く留まります。そうすることで、注射液成分も、注射した箇所であるバストに長く留まり、その作用も強くなります。さらに、血液中への移行も抑制できるので、一度に多くの注射成分の注射が可能になります。これを、薬剤の徐放化技術と言います。

実際には、注射液に粘凋性を加え、徐放化するために、 細胞外マトリックスの成分を使用しています。細胞外マトリックスというのは、文字通り、組織の細胞の外にあり、細胞が組織を形作る際に、細胞がバラバラになってしまわないように、構造的に細胞の足場の役割をしているものです。そして機能的には、細胞への栄養や酸素などの供給とその調節、細胞間の物質の受け渡し、細胞から排出されたものの除去、といったものがあります。つまり、バストグロウFでは、この、細胞外マトリックスを増量させることで、組織全体の体積を増加させて、豊胸効果の即効性を獲得し、その後は、細胞の増殖が追いかけてきて、全体としての豊胸が完成するというわけです。

このことを簡単に言えば、「バストグロウFは、処置直後は注射液の体積で豊胸効果が獲得できる。その後、注射液が無くなっていくが、それにつれて、細胞が増えてくる。」ということです。もっと端的に言えば、「注射液とバストの組織が入れ替わっていく。」ということです。

処置の手順

バスト・グロウFでは、バスト・グロウWと違って、採血と女性ホルモンの補充を必要とします。つまり、処置手順は、以前のバストグロウと同様です。採血を終えた後は、注射液作成が完了するまでの約30分間、院内にてお待ちいただきます。その後、記録を撮ってから、処置室で局所麻酔を施した後、注射液を注射します。

術後経過

これまでのバスト・グロウや、バストグロウWでは、約10日~2週間で、麻酔薬や注射による刺激の分の腫れがなくなってくので、一度術前の状態に戻ってしまい、その後、徐々に豊胸効果が出てきます。それに対して、バスト・グロウFでは、腫れがなくなった後も、細胞外マトリックスの成分が成長因子を含んだ状態でバストに残っているため、元に戻るということはなく、バストの大きさを保ったまま、経過が終了していきます。つまり、豊胸効果に即効性があるということです。バストグロウFの術後は、バストグロウWと同様に、当日の入浴は、念のため、シャワーのみにして頂きます。 そのほかには、通常の日常生活上の制限は、特にありませんが、バストを強く押さえたり、引っ張ったりすることは、術後1か月間は避けてください。注射処置ですので、内出血が発生し、バストが変色することがありますが、元の色に戻りますので、心配は要りません。

バスト・グロウFの初診から処置まで

予約

予約は、原則としてお電話にてお願いしております。メール等の場合には、刻一刻と変化する予約状況によって、予約の空きの確保が困難な場合がありますので、お電話にての予約を優先させていただいております。当院は予約制ですので、まず、ご予約をいただかないと、当日の診察が不可能な場合があります。

初診当日には、健康な方の場合、処置費用以外、持参する特別なものはありません。もし、治療中の病気や怪我のある場合には、服薬状況や治療経過が分かるようにお願いしております。処置費用は、クレジットカードでの決済も可能です。その際には、決して安価な処置ではありませんので、利用可能枠にはご注意ください。特に、初診当日の処置をご希望の場合には、決済ができないと、後日の処置となります。モニター患者さんへの応募をご希望の場合には、必要書類がございますので、ご案内するために、必ず、「モニター希望」と、ご予約の際に、お伝えください。

初診

初診時には、病歴・アレルギー歴とともに、美容外科手術・処置についてや、乳がん検診の受診状況、家族歴などをお尋ねします。その後、必要に応じて、各種の診察や問診を行います。その後、処置の内容の説明と、希望するバストサイズなどを尋ね、処置回数や方法のアドバイスなどをする場合があります。その際、質問があれば、お答えしています。

採血

診察後の事務手続きが終わったら、まず、採血処置をします。これは、血液中の血漿を、注射液の材料の一つとして利用するためです。バストグロウFの場合には、1セットにつき、採血量は20㏄です。一度に5セットまでの処置が可能ですが、その場合でも採血量は100㏄で、献血の約半分から4分の一です。

麻酔

バストグロウFの注射液には粘凋性があり、注射に伴って、顕微鏡単位ですが、組織を剥がすような形になり、痛みが発生します。また、薬剤による組織への刺激性もありますので、きちんと局所麻酔を行います。最初は、細い針を使用して痛みを抑えた形で、皮膚の表面に麻酔を注射します。続いて、できるだけ内出血を防ぎ、血管内への薬剤注入を回避するため、先端が丸い針で、乳腺周囲の脂肪層に、麻酔薬を浸み込ませます。

注射処置

麻酔の後は、バストグロウFの注射を開始します。この際にも、先端の丸い針を使用します。この時には、麻酔が効いていますので、痛みはありません。全く感覚がないというわけではありませんが、「張った感じ」というものです。処置後は、注射した箇所にガーゼを貼って、終了です。このガーゼは、当日、シャワーを浴びる際に外していただいて結構です。術後はすぐにブラの着用も可能ですが、多くのセット数を同時に受けた場合には、バストサイズがアップしていますので、無理をしないほうがいいでしょう。