(症例写真)バストグロウFを5セット その2 1

主訴は、バストの上のほうの痩せと、それに伴う第3肋骨の浮き出しです。術後3ヶ月目には、乳房・乳腺の体積も再生され 第3肋骨の浮き出しが、ほぼカバーされています。 バストのサイズそのものは、優先順位的には2番目と言ったところでした。40歳代後半のモニターさんです。出産・授乳の経験があります。

ある程度の年齢にさしかかると、この、肋骨の浮き出しという主訴が、増加します。やはり、加齢とともに、この部分の皮下脂肪層が薄くなるというのが、主な原因です。さらに、クーパー靭帯と言う、ブラジャーのように乳腺を支えている靭帯が、加齢とともに緩みが出てくるため、バストの中の乳腺の位置も、下がってきます。乳腺の位置が下に来ると、その分、元々乳腺のあった部分からは、皮下組織のボリュームが失われるため、皮下脂肪の減少も、表面から見ると、顕著になるということです。また、加齢とともに、皮膚も薄く、弾力性を失ってきます。すると、皮膚はその下の形を如実に表すようになり、皮下脂肪の減少による肋骨の浮き出しを、強調してしまうことになります。

第2肋骨までは、痩せているという評価が一般的だが、第3肋骨の浮き出しは、どうしても、加齢と痩せすぎの印象になる。

 

これらの症状は、バッグを挿入する豊胸術では、うまく改善されることはなく、大胸筋の下にアナトミカル型のバッグを挿入したとしても、むしろ、バッグの縁が浮き出すようなことにもなりかねません。バッグの縁の浮き出しを防止するために、バストの下のほうだけにバッグが来るようにすれば、肋骨の浮き出しは、そのままということになります。また、脂肪注入で肋骨の浮き出しを改善させることはできますが、乳房全体のバランスを考えずに、この部分に多くの脂肪を注入することをすると、バストの乳頭よりも上の部分が大きく盛り上がり、乳頭の向きが下を向くことになります。そうなると、バストサイズや乳房体積自体はアップするものの、乳頭の向きが下向きになるため、下垂が強調されることになります。したがって、脂肪注入の場合には、術者の技術とセンス次第といった部分が大きいと思われます。もちろん、バストグロウであっても、術者の技術とセンス次第と言った部分は存在しますが、脂肪とは違って、液体の注射である分、自然な拡散が期待できますので、元のバストの形を大きく崩すといったことにはなりません。